親子の就活－企業選び－第一志望の企業は決めない

大学受験と、就職活動は違う、
と何度言ってもなかなか通じません。

株式会社H　☆☆
A株式会社　☆

K株式会社　☆☆☆
N株式会社　☆

就職塾向日葵ではこんな風に企業リストに
自分の志望意欲の高さに☆をつけて
ランキングにすることを禁止しています。

「この企業が第一志望なんです」

と言っていた学生は、とても心配です。
それが呪縛になるからです。

大学受験のときは、呪縛によって
一つでも多く単語を暗記しよう、とか
長文問題に取り組む集中力を保とう、とか
一定の効果をあげることが出来ました。

さらに、昨今の大学受験の合格倍率から言っても、

国公立大学でも４～５倍程度。
第一志望を言っていても、合格できる確率は高かったのです。

しかし、就職活動は違います。

このご時勢、卒業間際のこの時期に、
地元の数十人規模の企業からの求人１名に対して、
１００人近くの応募があつまってしまい
企業も困って、学内選考を依頼することになったとか。

第一志望の会社に決まった、
という”普通”の子はいないと思ったほうが良いです。


何が言いたいかというと・・・

まだ、応募もしていない状況で、
☆をつけないようにということ。

書類が通り、筆記が通り、一次面接を突破し、

最終面接に残ったカードの中から、
はじめて志望意欲の高さ☆の数を考えるのです。

応募もしていないうちに☆をつけるから

☆☆☆（星みっつ）の企業に
あっさり、書類選考で落ちた、
さっぱり、筆記がダメだった、と

ショックを受けるのです。

要は、

自分で自分の傷口を広げてしまうのです

就職活動は子どもたちにとっても、
初めての挫折。

うまく乗り越えさせるためには
いろんなことを禁止していかなければならないのです・・。

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