親子の就労意識-働く-セレブになるためのキャリア教育
大学1,2年生のキャリア教育の授業です。
学生に配布して、提出させる資料の一番下に、
「進路について知りたいことがあれば、書いてください」という
2行くらいの小さな記入欄を設けました。
そこには、それはそれは
摩訶不思議な質問が集まってきます・・・・。
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セレブになるには、どうしたらいいですか?
資格は必要ですか?
引田テンコウのようなイリュージョンができたほうがいいですか?
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○セレブ
セレブという定義をご存知ですか。
“セレブレィティ”著名人や有名人のことです。
玉の輿に乗ることは、セレブといいませんし、
お金持ちになったり、ブランド品を身につけることではありません。
20歳を過ぎてしまった今、
もう天才子役、女子高生モデル、を目指すことは出来ません。
ほかに有名人になる方法を考えましょう。
一番身近で、有名人になる方法は、
リリーさんやダンボール中学生のような書籍出版、
ショコタンのようなブログでしょう。
そうだ、まずは、ブログをはじめてみましょう。
ブログを書いて、注目が集まって、
書籍化、ドラマ化、映画化・・・となった時の
「原作者」として有名人になる、
ブランドをプロデュースする、ってな感じで。
このプラン、どうでしょう。
何のブログをはじめたら、人が注目するか、テーマを考えましょう。
資格ではなく、
行動し、実績を残すことが唯一の可能性のようです。
○引田テンコウのようなイリュージョンができたほうがいいですか?
おー、確かに。
イリュージョンが出来れば、確かに有名人になれるでしょう。
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と、
A41枚びっしりのお返事をつけて、翌週返しました。
きっと、大人の「真剣さ」が試されている、のだと
私は思うのです。
「教育は根比べ」ですね。
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