親子の就活-働く-子どもの周りの大人の言葉
A「お前のやりたいことは就活か?
今好きなこと、今やりたいことをやれ」
B「好きなことはお金にならないよ」
-----------
どちらも、実際に就職活動が始まった学生が
聞かされた「大人の言葉」です。
-----------
Aの言葉を聞いた学生は、
就職活動の足をとめて
好きなストリートダンスを再開しました。
Bの言葉を聞いた学生は、
自分の好きなマスコミ関係の仕事以外に、
メーカーやサービス業の仕事も探し始めました。
-----------
後期になり、大学でも「就職ガイダンス」なるものが始まります。
先輩たちは、厳しい就職活動をしている
早くから準備しなさい
やりたいことをみつけなさい
と言われ、こどもたちが浮き足だち始めています。
この時期、子どもが触れる大人の言葉に、
いちいちストレスを感じます。
今まで、大人の言うことなんて全然聞かなかったのに、
ここにきて、急に、記憶力があがり、棘が出始めます。
あの先生はこう言った、
この先生はこう言った、
お母さんはこの前はこういった、
お父さんはこの前はこういった、という風に・・・
これから半年の間に、
自分が今まで体験したことのない苦労がやってくる!
ということだけが、
今の就職活動を控えた子どもに分かっている唯一の事実です。
その不安の裏返しが、大人への棘になります。
逆に、今なら、今、親が吐く言葉は子どもに染みます。
地元のこんな企業も、受けるだけでいいから、受けてみたら
交通費は出すから、地元で就職活動したら
大人の「真実の本音」は、今から植え付けていきましょう。
これが、半年後に効いてきますから。
↓みんなのブログの参考になります↓
| 固定リンク
「○親が知らない子の就活」カテゴリの記事
- 親子の就活_親ができること_その5_お子さんのスーツは本当に完璧ですか?_高校までは運動部。ひとり暮らしですっかり・・・(2016.04.10)
- 親子の就活_親ができることその1_宿泊費用を考える(2016.02.27)
- 親の知らない就職活動-大学入試制度の変化にともない、就職活動は「初めてのお受験化」しているのかもしれない(2013.02.21)
- 親の就職活動-若者の離職の原因は、予言している人にもあると思うんです(2012.12.26)
- 親が知らない子の就職活動-就職ガイダンスのバスに同乗した就職課職員さんの嘆き(2012.12.12)
コメント