親子の就活-仕事選び-NHKウェルかめに見る親子の就活1
NHKウェルかめの主人公は、今、まさに就職活動中。
この主人公には「大学生の就職活動心理」と同じものが描かれています。
---あらすじ---------
マニフィーク誌の廃刊によって編集部をクビ(正しくは正社員ではなかったため、契約破棄)になった波美(倉科カナ)。どうしても編集者になりたいと東京で出版社回りを続けるが、すべて不採用。加代(羽田美智子)の勧めもあり美波町に帰るが、医学部に通う果歩(岩佐真悠子)ら同級生の活躍を聞き気持ちが乱れる。そんな時、鳴門金時の会社の社長秘書の話が持ち上がり・・・
http://www9.nhk.or.jp/asadora/welkame/story/story002.html
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おねえちゃんのために
アルバイトを見つけてきた弟に対して
「おねえちゃんのなりたいものは編集者なんよ」
娘のために、昔の雑誌をひっくり返して
自分と縁のある編集社の名刺を探し当てた父に対して
「私は、お父さんみたいにスポーツには詳しくないから無理」
契約を切られ、新たな就職活動も不合格になり、
無職で実家に戻っているのに、
「世界の最先端をゆく、ファッション界をリードするような
編集者になりたいんよ・・」
このセリフを言うのです。
大学4年生の冬が近づいているのに
「学びを活かす仕事がみつからない」
「やりがいのある仕事かどうかわからない」
と言っているイマドキの大学生の「症状」と似てます。
さあ、ウェルかめは
商工会の会長さんの紹介で、社長秘書の面接を受けることになりました。
前の晩、お母さんは、主人公に言います。
「夢をあきらめて、切り替えるのもいいと思うんよ」
あ=あ。
いっちゃった。
違うと思うな~そのセリフ。
夢をあきらめる、あきらめないじゃないんじゃないかな~
夢はいつか叶うもの
いつか叶うと思っているから、頑張っていける、と私は思うんですけど。
その「いつか」を、目の前の会社の入り口、
ピカピカの入社日の肩書きに求めるようになった頃から
何か、おかしくなってきているのだと、思うのです。
これで主人公が、この頑固なこだわりを貫いて
「出版社」なるものに入社してしまうと、
また日本の若者は、勘違いしてしまうなあ、
はあ・・・
と午後から大学3年生の就職ガイダンスを控えている私は思うのでした。
いずれにしても
きっと、明日のウェルかめ、なんか騒動になりそうですよ。
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