親子の会話―企業選び-お前の好きなように、の本心
「お前の人生だから
お前の好きなところで
お前の好きな会社で
お前の好きなような仕事をしなさい」
と言われている学生はどのくらいいますか??
(挙手・・・教室の8割が手を上げます)
----------------
学生たちは気づいていません。
その言葉は、
親の本心ではないことが多いのです。
好きなところで、と言っていたから、
「地元を離れて東京で就職活動する」と言ったら、
そんなお金はださないから、と言われた
好きな会社、と言っていたから
「こんな会社が第一志望なの」と話したら
「そんな会社の名前、聞いたこともないからやめなさい」と言われた
好きなように、と言っていたらから
大学の学びとは違う航空系を受けたいと言ったら
「そんな仕事のために今の大学に通わせたのではない」と言われた
という話はこれから、ゴロゴロ出てきます。
親が「好きな」という時には、以下の事が考えられます。
=====================
①親の希望を伝えたら、子どもを縛るのではないか
(子の自由を尊重している親でいたい)
②親の希望を最初に言ってしまうと、子どもが行動できなくなるのではないか
(だからころあいを見て、後から言おう)
②親の希望を子どもがわかっている、という自信がある
(当然、選択してくれるのを期待している)
=====================
お父さん、お母さんにお願いです。
「働いて欲しい場所はここ」
「こんな企業に入ってくれたらいいなと思う企業はここ」
と正しく、今日の気持ちとして伝えてあげてください。
言葉にしてあげないと
子どもも、どんな期待にどのくらい応えればいいのか
わからないのです。
どうせ何いったって聞かないから、といわずに。
今が、チャンスです。
↓ほかにも参考になるブログがたくさん!見てください↓
| 固定リンク
「○親が知らない子の就活」カテゴリの記事
- 親子の就活_親ができること_その5_お子さんのスーツは本当に完璧ですか?_高校までは運動部。ひとり暮らしですっかり・・・(2016.04.10)
- 親子の就活_親ができることその1_宿泊費用を考える(2016.02.27)
- 親の知らない就職活動-大学入試制度の変化にともない、就職活動は「初めてのお受験化」しているのかもしれない(2013.02.21)
- 親の就職活動-若者の離職の原因は、予言している人にもあると思うんです(2012.12.26)
- 親が知らない子の就職活動-就職ガイダンスのバスに同乗した就職課職員さんの嘆き(2012.12.12)
コメント