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2009年9月23日 (水)

親子の会話―日本語力-未来を教えて、今に耐える

先日、母のお友達の家にお邪魔する機会がありました。

娘さん夫婦にお会いするのははじめてだったのですが、
ちょうどお邪魔した時
来年小学生になる女の子と、カードゲームのウノをしていました。

私たちがお邪魔してしまったために、
途中でウノが中断してしまったことに
その女の子は、ちょっと不機嫌。。。。

お茶やお茶菓子があるテーブルからは離れて
ぐずぐずしたいような、不満な気持ちと
早く、もう1回やろうという、期待の気持ちの両方を
お父さんの首にまとわりつきながらぶつけます。

それに対してお父さんは、

「ちょっと待ってて
みんなが帰ったらまたできるから」というのかな、と思ったら

意外な言葉を言いました。子に未来を伝えるのが親Mirai


ちょっと待ってて

これからお前は
ウノは何万回もできるんだよ



それを聞いた女の子は妙に納得したように、
みんなが囲むテーブルに来て、和に入り、
機嫌よく、私たちお客さんに
幼稚園のこと、明日の予定のことをお話してくれました。


------------------

「何万回」なんて、スケールの大きい言葉で
子どもの視野を一瞬にして変えたお父さんはすごいな、
と思いました。


しかし、小学生にあがる前の子が
「何万回」という数を理解したのでしょうか。

おそらく、「何万回」という量は知らなかったけど
お父さんの

「な~んまんかいもできる」

という言い方に直感的に、明るい未来を感じたのでしょう。

となると、お父さんは、
自分の子供が「何万回」という量をわかっていないことを知りつつ
「未来」を期待させる言葉として使ったことになります。

結果的に、子どもは
「何万回」の未来に期待することで
「今」を我慢できることが出来たのです。

あとでわかったことですが、
お父さんは、学校の先生をなさっているそうです。


この一瞬の会話は、とても奥深く

「何万回」

「何万回」

としばらくの間、私の中で響き渡っていたのでした。





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