親子の就活―環境-朝起きて、夜寝る習慣2
やはり規則正しい生活が、「働く」ということの基本なんだと
痛感した記事があり、ファイリングしてあります。
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出院前の内定先決定で成果を上げている少年院がある。
北海少年院(北海道千歳市)の教室で、職員と少年(20)が向かい合った。
「就職して何が出来る?」
「少年院で取得した資格を生かして頑張りたいと思います」。
少年はこう言って胸を張った。
少年が同院で取った資格は、ホームヘルパー2級、小型移動式クレーンなど4種類。
職員から「なぜそんなに取ったの?」と聞かれると、
「少年院でやり直そうと思って取れる資格は全部チャレンジしました」と答えた。
同院で行っている就労支援の授業。
この日は採用面接の練習のほか、履歴書の書き方を教えたり、
自分の長所、短所をしっかり話せるようにしたり、職員の助言が続いた。
少年は「大きな事件を起こしてしまったので、
その分思いやりを持って仕事を頑張り、自立した生活を送りたい」
と就労支援を希望した理由を語った。
同院は、道内の少年を中心に収容している。
大型特殊自動車免許、ガス溶接、フォークリフト、危険物取扱者など
様々な資格取得に少年たちは取り組んでいる。
少年院在院中の就労支援を求める法務省矯正局長通達を受け、
同院では2年前から、近くの千歳公共職業安定所(ハローワーク千歳)と
連携して就労支援を行っている。
少年院は、出院後の少年にかかわらないことになっているため、
従来、少年院が就労支援に直接かかわることはなかった。
同院の中村志郎統括専門官(43)は、
「せっかく少年院で
朝6時半に起き、夜は9時半に寝るという規則正しい生活が
身についたのに、すぐに就職しないとまた生活が乱れて非行に走る可能性が
出てきてしまう」と出院前に就職先を決める重要性を強調する。
◎就労支援の流れは、同院がまず就労支援の希望者を募り、
ある程度の出院時期とともにハローワークに連絡する。
ハローワークは、求人票の中から時期に該当するものを選び、
事業主に電話で少年院出身の少年の受け入れが可能かどうか確認する。
ハローワークの今井俊哉統括職業指導官(48)は
「とにかく電話をしまくるしかない。
その中で話し口調などで少年院出身者について
理解してくれそうなところを見つけて少年に紹介している」と苦労を語る。
面接可能な会社が決まれば、同院の職員が道内各地の会社まで少年に同行する。
07年は就労支援の依頼があった少年22人のうち、
採用面接まで行ったのは12人、内定者は9人だった。
「事業主は、一生懸命やれるかどうかを見ている。
院で取得した資格自体を重要視しているのではなく、
勉強して資格を取った成果を評価しているのではないか」と今井指導官。
ただ、「まじめにやるという意識を少年院で作ってくれるという前提がないと動けない」とクギを刺した。
就職することはゴールではない。
就職後の少年の仕事ぶりが、この仕組みの存続を支える。(石田浩之)
出院者の就労支援 政府は今年度中に、
少年院や刑務所、労働局、都道府県、企業などからなる
就労支援推進協議会を全都道府県に設置し、
出院者らの受け入れ企業拡大に本腰を入れる。
2006年度の調査では、刑務所への再入所者の72%が無職者だった。
無職者の再犯率は有職者の約5倍あった。
(2008年8月8日 読売新聞)
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学生の生活時間を直すことから、就職活動のスタートです。
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