キャンパスライフ―キャリア教育―Iメッセージで人は動く
子どもに注意をする時には、「I」メッセージを使ってごらんなさい・・・
大学生のときに、
Thomas Gordon 博士の「親業 Parent Effectiveness Training」
という本で学びました。
夜、遅く帰ってきた子・・・本人も叱られる、とわかっています。ドアを開けた瞬間、「こんな時間まで何していたの!」といわれると、売り言葉に買い言葉で「だって!」といいたくなります。「こんな時間まで何していたの!」は、親にとって、一番の言葉ではありません。心配するあまり、ついで出てくる言葉です。ならば、一番の言葉、「お母さんは心配していたのよ」を素直に最初にいいましょう。子どもも素直に「ごめんなさい」といえるのです。
こんな記憶です。なぜ、大学生のときに、そんな本を読んだかどうか、は別にして、この手法は、学生たちと接する時のノウハウとして多いに役に立っています。
大学での講座は、学生をいかに寝かさないか、との戦い
作業をさせたり、体操させたり、面白可笑しい話、先輩の失敗談、はたまたOL時代にお局先輩に給湯室で泣かされた話までして、「起こしておく」ことに徹します。
授業で寝る癖がつくと、会社でも寝るようになってしまいますから。
もし・・・眠ってしまった学生を見つけると、教室内を歩き、起こします
「こら、おきなさい!」「何、寝ているの!」とは決して言いません
Iメッセージを使って・・・
耳元で小さな声で・・・
身体をゆすり起こしながら・・・
真剣に心配しながら・・・
ささやくのです。
「大丈夫?体調悪い?心配だね、保健室行く?」
ねぼけまなこの学生も、「いいえ、大丈夫です!」
とシャキっと起きてくれます・・・・今のところ確率は100%ですっ
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