親子の就活-卒業延期制度を考える
毎年、この時期、アクセスがぐっと増える人気記事です。
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就活で大学に残る「卒業延期制度」の生かし方
人事担当者は総じて保守的 大学生が受難の時代を迎えている。文科省などの調査によると、2月の就職内定率は前年同期比6.3ポイント減の80.2%。00年前後の“就職氷河期”より深刻な状況だという。
そうした中、大学に広がっているのが「卒業延期制度」だ。卒業資格を有する大学4年生が、就活などのために大学に残る制度。青山学院大や中央大、東京工芸大、湘南工科大などが実施している。多くが1年間の期限付きだ。
たとえば青学大では1科目を履修することを義務付けている。「文科系の場合は履修費用の2、3万円と授業料の半額を納めてもらいます。志望企業に採用されなかった人や資格試験の勉強をしたい人にチャンスを与えるために企画しました」(教務課)
あえて卒業を延ばし、“5年生”として就活に取り組む。その志は悪くないが、そこには落とし穴が潜んでいる。人事コンサルタントの菅野宏三氏は「考え方によってはデメリットのほうが大きい」と警告する。
「企業の人事担当者は総じて保守的だから、目の前に同じ能力の4年生と5年生がいたら、やはり4年生を採用する。大学に残って大企業に入ろうとする人は“何かに寄生するタイプ”と受け止められることもあります」
同じ大学の同級生が1年違いで入社して先輩、後輩に分かれることもある。場合によっては年上の学生が後輩になることも。企業はこうしたことで人間関係がギクシャクするのを嫌う。
では、卒業延期制度をうまく生かすにはどうすればいいのか。
「面接では“大学に残って何をしたか?”という質問を必ず受けます。そのとき面接官が感心する答えが欲しい。社会保険労務士みたいな難易度の高い資格を取ったとか、ビジネススクールに通ったなどの実績です。これを機会に方向転換して大企業ではなく、将来性のある中堅企業を探すのもいい。大企業にこだわりすぎて中堅企業の内定も逃すようでは泣くに泣けませんからね」(菅野宏三氏=前出)
子供にぜひ教えておきたい。(日刊ゲンダイ2010年3月24日掲載)
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よかった、私と同じ考えの大人がいた、
この記事を読んで胸をなでおろした。
チャンス?新卒が有利?第一志望に再挑戦?
そんなバカな。私も卒業延期制度はデメリットが多いと考える派です。
ゲームも、大学受験もリセットは出来たかも知れません。
でも、人生にそうそうリセットボタンはないのです。
まっすぐ目の前の現状を受け入れて、
制約の中でも努力して進んできた学生が、良く見える・・
人事は保守的で「アマリモノ」はお嫌い・・
今の今まで、
大人もみんなこの「人事の胸三寸」を受け入れてきたのに。
氷河期の特別対策というより、
問題の先送りの「煙幕」のようにも感じるのは私だけでしょうか。
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