就職活動_2016リオ_オリンピック柔道&水泳メダリストのコメントに見る面接の極意
リオオリンピック、柔道と水泳で盛り上がっています。
この二つのアスリートの言葉には、面接の極意が詰まっています。
柔道========
銅メダル:海老沼選手
「準決勝で、気持ちの部分で(相手に)負けてしまった。
そこで踏ん張れなかったのが敗因だと思う。
(それでも)やっぱり、メダルを取るのと取らないのでは違うので、
本当にぶざまな試合ですけど、メダルだけは取って帰ろうと思った。
金メダル取って(妻と)一緒に喜びたかった。僕の力不足です」
銅メダル:中村選手
「金メダルが欲しかったので悔しい気持ち。
(準決勝の後は)間は少なかったが、
あと1回、勝ちにいこうと思って切り替えた。
(準決勝の後は)間は少なかったが、
あと1回、勝ちにいこうと思って切り替えた。
(3位決定戦は)苦しい試合だったが、
最後まで諦めずに戦えた。(初戦敗退した)
ロンドン(五輪)では1試合しか出られなかったが、
今回は少しでも多く戦う姿が見せられて良かった」
銅メダル:近藤選手
「勝った瞬間は、本当にホッとしたというか、
良かったなと思ったんですけど、
終わってみれば銅メダルということで、
本当に情けない気持ち、申し訳ない気持ちでいっぱい。
実力の差を見せつけられた大会でした。
(東京五輪まで)まだ4年あるので、しっかり頑張りたい」
水泳========
金メダル:萩野選手
「本当に色々あったんですけど、
平井先生に金メダルをかけさせてあげたいって一心で泳ぎました
「大也(瀬戸)が予選からいい泳ぎで行ってたので、
大也(瀬戸)が前半から行くだろうなと、
それに負けないように行かないと勝てないと思った」
銅メダル:瀬戸選手
========
気づきましたか?
違うのは、メダルの色ではありません。
吐く言葉が違うのです。
青文字は後悔ワード。
金が欲しかった、喜びたかった、でも、「出来なかった」と、
反省分析と言うよりも、
宿題を忘れた子のいい訳のようになってしまっています。
あるいは、
申し訳ない、ぶざま、と「人の目を気にしている」
今、この瞬間の自分を受け入れることを拒否しています。
それに対して赤文字は前向きワード。
何を考えて戦ったか、「出来た」こと、や
次に向けての決意です。
もう一つ、面白いのは緑文字のアサーティブワード。
今の自分を受け入れて、正直な気持ちをオープンにしています。
これらの言葉の違いには、
水泳連盟が取り入れている「勝負脳」があるといわれています。
(参考記事:「就職活動-箱根駅伝で走っているのも大学生-勝ったと思った瞬間が一番危険:あなたの就活のゴールはどこですか」)
複数の種目がありメダルのチャンスが多いせいもあるかもしれませんが、
最後まで諦めずに戦えた。(初戦敗退した)
ロンドン(五輪)では1試合しか出られなかったが、
今回は少しでも多く戦う姿が見せられて良かった」
銅メダル:近藤選手
「勝った瞬間は、本当にホッとしたというか、
良かったなと思ったんですけど、
終わってみれば銅メダルということで、
本当に情けない気持ち、申し訳ない気持ちでいっぱい。
実力の差を見せつけられた大会でした。
(東京五輪まで)まだ4年あるので、しっかり頑張りたい」
水泳========
金メダル:萩野選手
「本当に色々あったんですけど、
平井先生に金メダルをかけさせてあげたいって一心で泳ぎました
「大也(瀬戸)が予選からいい泳ぎで行ってたので、
大也(瀬戸)が前半から行くだろうなと、
それに負けないように行かないと勝てないと思った」
銅メダル:瀬戸選手
「疲れちゃいましたね。予選の疲労感がありました
まだまだ(自分は)甘かった。
ロンドンから4年間、公介がここに向けてやってきた成果。
東京で4年後、次こそワンツーを決めたい」
ロンドンから4年間、公介がここに向けてやってきた成果。
東京で4年後、次こそワンツーを決めたい」
========
気づきましたか?
違うのは、メダルの色ではありません。
吐く言葉が違うのです。
青文字は後悔ワード。
金が欲しかった、喜びたかった、でも、「出来なかった」と、
反省分析と言うよりも、
宿題を忘れた子のいい訳のようになってしまっています。
あるいは、
申し訳ない、ぶざま、と「人の目を気にしている」
今、この瞬間の自分を受け入れることを拒否しています。
それに対して赤文字は前向きワード。
何を考えて戦ったか、「出来た」こと、や
次に向けての決意です。
もう一つ、面白いのは緑文字のアサーティブワード。
今の自分を受け入れて、正直な気持ちをオープンにしています。
これらの言葉の違いには、
水泳連盟が取り入れている「勝負脳」があるといわれています。
(参考記事:「就職活動-箱根駅伝で走っているのも大学生-勝ったと思った瞬間が一番危険:あなたの就活のゴールはどこですか」)
複数の種目がありメダルのチャンスが多いせいもあるかもしれませんが、
競泳選手の勝っても負けてもさわやかなコメントを聞いてると、
柔道連盟は、そろそろ、金メダルの呪縛から
選手を解放してあげればいいのにという気がします。
(だって、選手が笑顔見せないのは、
役員さんが喜んでいないからですよね、きっと)
結局
「申し訳ない」「ぶざま」と自分を謝罪や卑下をしても、
「もう二度と迷惑かけたくない」
「もう二度とぶざまな思いはしたくない」
というプレッシャーになって
次回の芽を摘んでいるような気がします。
さてさて、本題。
じゃあ、就職活動の面接では、どうするべきか。
面接前には、
「ゴール後の自分をイメージすること」
内定もらってヤッター、ではダメですよ。
内定はゴールではないので。
萩野選手にならうなら、
「内定をもらった会社に入社して、初任給で親にプレゼントして喜んでもらう」
という風にイメージするのです。
「何聞かれるんだろう」
「答えられなかったらどうしよう」
なんて考えるのは絶対NGってことですね。
そして、面接後には
「できなかった、ではなく、何ができたのか、を考えること」
何ができたのかを考えると、
必然的に出来なかったことは見えてくるので同じじゃないか、
と思うかもしれませんが、どちらに主軸をおくかで、
自己効力感(自分への肯定的な感情)が変わってきます。
そして、結果がでたら
「自分の気持ちに正直であること」
「受かっても行く気なかったし」「こんな会社別に」と強がっても、
「お母さんのせいで」「教わったとおりにやったのに」と他責にしても、
何も始まりません。
また、「悔しい」「悲しい」「恨み」を残してもダメです。
今の自分をありのまま受け止める。
落ちたら、落ちた自分のまま、
受かったら、受かった自分のまま、
受け止める。
そうすれば、
周囲にどんな言葉を伝えるべきか、見えてくるはずです。
オリンピック選手の言葉には、面接の極意が満載でした。

===あわせてよみたい===
柔道連盟は、そろそろ、金メダルの呪縛から
選手を解放してあげればいいのにという気がします。
(だって、選手が笑顔見せないのは、
役員さんが喜んでいないからですよね、きっと)
結局
「申し訳ない」「ぶざま」と自分を謝罪や卑下をしても、
「もう二度と迷惑かけたくない」
「もう二度とぶざまな思いはしたくない」
というプレッシャーになって
次回の芽を摘んでいるような気がします。
さてさて、本題。
じゃあ、就職活動の面接では、どうするべきか。
面接前には、
「ゴール後の自分をイメージすること」
内定もらってヤッター、ではダメですよ。
内定はゴールではないので。
萩野選手にならうなら、
「内定をもらった会社に入社して、初任給で親にプレゼントして喜んでもらう」
という風にイメージするのです。
「何聞かれるんだろう」
「答えられなかったらどうしよう」
なんて考えるのは絶対NGってことですね。
そして、面接後には
「できなかった、ではなく、何ができたのか、を考えること」
何ができたのかを考えると、
必然的に出来なかったことは見えてくるので同じじゃないか、
と思うかもしれませんが、どちらに主軸をおくかで、
自己効力感(自分への肯定的な感情)が変わってきます。
そして、結果がでたら
「自分の気持ちに正直であること」
「受かっても行く気なかったし」「こんな会社別に」と強がっても、
「お母さんのせいで」「教わったとおりにやったのに」と他責にしても、
何も始まりません。
また、「悔しい」「悲しい」「恨み」を残してもダメです。
今の自分をありのまま受け止める。
落ちたら、落ちた自分のまま、
受かったら、受かった自分のまま、
受け止める。
そうすれば、
周囲にどんな言葉を伝えるべきか、見えてくるはずです。
オリンピック選手の言葉には、面接の極意が満載でした。

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