就職活動-就職氷河期という言葉はもう死語ですね、ずーっと厳しいんですもん
私が、就職活動を始める時も、「就職氷河期」と呼ばれていました。
就職協定がなくなって、男子学生のところに届いている資料が私には来なくて
レポート用にってワープロを買ってもらう子は半分くらいで
パソコンなんか授業でしか触ったことがないのにリクナビなるシステムが出てきて
なんで、うちらだけ就職氷河期で、なんて運がないのかしら
と思ったものでした。
それを見透かしたように大学の先生は言いました。
「皆さんは就職氷河期って嫌だなぁと思っているでしょう。
でもね、これから先、ずーっと氷河期ですから。
安心してください。
ワープロからパーソナルコンピュータの時代になるということは
世の中が便利な世の中になると同時に、人が要らなくなるっていうことです。
不景気で学生の大量採用を減らした企業が、パソコンを導入したら
昔と同じ人数の人員を採用するはずがないんです。
だから、皆さんはパソコンにできない価値のある人間にならねばなりません」
云々という話だったのですが、なぜかこの部分だけは鮮烈に
教壇に置かれた先生の手の位置まで覚えています。
先生の言葉の通り、あれからずーっと氷河期でした。
先生は十年以上も前に、今の状況を予言していたことになります。
| 固定リンク | 0
コメント