就職活動-面接-本当の自分?
「面接って、キレイな言葉を並べるじゃないですか!
それじゃあ、本当の私じゃない気がするんです」
毎年います、こういう学生。
履歴書に書いた文章は偽りの自分であり、
面接で話す言葉は、自分ではないと、
「本当の自分」であるべき、
という妙な正義感を燃やすのです。
もちろん、
「本当の自分を見せてどうするの?」
と脅かすことも出来ますし、
「それが大人ってもんでしょう」
と妥協を促すことも出来ます。
そこで、毎年何も前置きせずにこう聞きます。
「あのさ、にんじん、好き?」
「は?」
「うん、だから、にんじん食べる?」
「はい、好きじゃないけど、別に食べます」
「あなたが食べるにんじんに泥ついてる?」
「ついてませんよ、
洗って、食べやすく切って食べますもん」
「ねー。
どろつきにんじんなんか、誰も食べないよね。
就職活動も同じだよ。」
学生は黙っています。
面接での「本当の自分」に対する正義感が
どろつきにんじんに負けそうなのです。
理解はしているのです。
なんか、負けたくない、という気持ちだけが
もやもやとしている表情です。
私は続けます。
「泥を落としても、洗っても、
切っても、煮ても、焼いても、
にんじんが持っている身体にいい栄養分は変わらないんだよね」
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さ、明日は、この泥つきにんじんさんが、
キレイに泥を落として、
私を食べてください、と盛り付けをして、
面接に臨みます。
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