就職活動-「系」で選ぶ仕事選びのまやかし-3出版系
就職活動-「系」で選ぶ仕事選びのまやかし-1航空系
就職活動-「系」で選ぶ仕事選びのまやかし-2旅行系
の続き
インターネットの普及により低コストで
情報を入手できるようになり書籍の需要が減っていることは
周知の通りです。
日本全国の出版社数は97年をピークに減り続け、
昨年ついに4000社を割り込んだと報道されたのも
記憶に新しいところです。
深刻な状況にあるといわれているのが出版業界を
知ってか、知らずか、
なぜか学生はやみくもに「出版系」を目指します。
文学部に学んでいるから・・
本が好きだから・・
文章を書くのが得意だから・・・
理由は様々です。
出版社、とひと言で言っても、
テレビ局の子会社として、番組をまとめる会社・・・
宗教関連の出版物を扱う会社・・・
医学書に特化した会社・・・
教材を売ることに特化した会社・・などなど
従業員1000人クラスから、1人で営む会社まであるのですが・・・。
「出版系」と聞くと、私の大学の後輩を思い出します。
彼女も、「出版系」を目指していました。
とにかく「出版系」にこだわって、「編集」がやりたい、と
KD社や、KK書店など大手を受けていました。
しかし、「出版系」にこだわった彼女が内定をもらったのは、
子どものいる家を一軒一軒訪問して、
教材を販売する会社の営業でした。
「私、”出版系”に決まったんですよ~♪」
と誇らしげにいう彼女に、
内定先の会社名を聞いたとき、
それ出版社?編集じゃないじゃん?
本が好きで、よく図書館にいた彼女、
どちらかというと、おとなしいタイプ
本当にピンポンの飛び込み営業が出来るの?
と思ったものです。
結局、
「出版系」にこだわった彼女は
「出版系」と信じていた企業を
3ヶ月たたないうちに、退職してしまいました。
「出版」という言葉が
会社名や会社概要に出てくるかどうか、で判断するのは危険です。
あなたが考える憧れの「出版」とは違うかも知れません。
誰を対象として、どんな出版をしているのか、
を見極めることが重要です。
あれ?と疑問が生じたら、
潔く出版系以外にも、企業を広げてください。
日本語が通じない若者が増えた、と嘆く大人が多い中
文章が得意、本を読んでいるなどの能力は、
社会人の基礎力としてどの企業も求めているのですから。
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